« 2010年3月 | トップページ | 2012年1月 »

2010年4月

2010年4月29日 (木)

ラッセルツアー

 自分の中では今冬最大のイベントだったのが、この某ラッセルツアーでした。
 なかなか撮影できないラッセル車をチャーターして撮影しようという趣旨のもので、今回はキ100を所有している弘南鉄道と津軽鉄道を梯子するという濃い内容のツアーでした。
 私は残念ながら初日に仕事が入ってしまった関係上、2日目からの参加でしたが、長年、津軽鉄道のキ100が稼働するのを見たいと思っていたのが念願叶いました。

_dsc10372
2010.2.28 津軽鉄道津軽五所川原 (ツアーによる構内撮影許可)

 まずは、チャーター列車出発前の撮影会から。2月の後半は気温が高くなってしまったため線路上に雪が無く、当日は天気が今ひとつでしたが、そんなことよりもDDとキ100の組み合わせを見られただけで涙がでそうです。

_dsc10437
2010.2.28 津軽鉄道津軽五所川原 (ツアーによる構内撮影許可)

 構内はとても“平成”の世とは思えない光景です。
 そうこうしている内に出発時間となったので、沿線へ移動しました。

_dsc10458_1
2010.2.28 津軽鉄道五農校前~津軽飯詰間

 まずはこのポイントから。手前に電線が入ってしまうのですが、岩木山がバックに入るのであえてこちら側から撮影しました。曇り空でラッセル列車に露出を合わせると岩木山が飛んでしまうので、岩木山が飛ばないようアンダーで撮影し、つぶれ気味になったラッセル列車はRAW現像時に手を加えて起こしています。デジタルならではの撮り方をしました。

_dsc10630
2010.2.28 津軽鉄道津軽飯詰~毘沙門間

 そして追っかけてもう一カット。どうしてここだけ雪があるかは、

 突っ込まないで下さい。

 まぁ、

 昨日の晩は満月で月明かりがとっても美しかった

ということです。

_dsc10586
2010.2.28 津軽鉄道津軽飯詰~毘沙門間

 復路はこんな感じでした。それにしても良く似合っている組み合わせです!!雪がないのが残念でしたが、それでもこれが見られただけで大満足でした。

_dsc10796
2010.2.28 津軽鉄道津軽五所川原 (駅構内踏切から)

 津軽五所川原に戻ったら、丁度、入れ替え作業を行っていました。こういう風景も貴重なものになってしまいました。

_dsc10831

2010.2.28 津軽鉄道津軽五所川原 (ツアーによる構内撮影許可)

 入れ替え作業を終えると、ラッセル列車を牽引していたDD352はストーブ列車牽引の運用に戻りました。

 この日は午後から弘南鉄道弘南線のラッセル列車をチャーターして撮影する予定となっていたので、撮影もそこそこに黒石に移動しました。

_dsc10839
2010.2.28 弘南鉄道弘南線黒石 (ツアーによる構内撮影許可)

 キ100の梯子です。(笑)
 午後になって天気が回復してきてくれました。キ100から出ている煙は、車内の石炭暖房なのだそうです。ちなみに津軽鉄道のキ100は練炭暖房なので、ここまで煙が出ません。
 そういえば、黒石に来たのは黒石線が廃線となった時以来だったと思います。

_dsc10861_1
2010.2.28 弘南鉄道弘南線尾上~尾上高校前間 1006レ

 その黒石線で使用された車両が道の駅いなかだてに保存されているとは聞いていましたが、まさか弘南線の線路脇、それも撮影ポイントから見えるとは思っても居ませんでした。今度機会があったら見に行ってみようと思います。

_dsc10878_1
2010.2.28 弘南鉄道弘南線津軽尾上~尾上高校前間 1006レ

 そしてラッセル列車は、雪が無く晴れてきたので高架線上で撮影してみました。建設当時、また地方鉄道でこのような高架線は珍しいと思うのですが、弘南鉄道は大鰐線でも石川~義塾高校前間の奥羽本線をオーバークロスするところで同様の高架線を使用しています。採用理由を知りたいところです。

_dsc10909_1
2010.2.28 弘南鉄道弘南線平賀~柏農高校前間 1006レ

 ラッセル列車は津軽尾上で停車があるので、そこで抜けます。弘南線のラッセルのダイヤは午前・午後の2パターンがあるらしく、今回はその午後ダイヤを使用しての運転だったようでした。
 線路上に雪がないので仕方がないのですが、フランジャーが下りていません。ウイングだけが形だけ出ているような状態でした。

_dsc10929_1
2010.2.28 弘南鉄道弘南線館田~平賀間 1006レ(後追い)

 平賀でも停車があるので、次は後追いながら岩木山がバックになるこのポイントへ。左側の人集りが今回のツアー参加者です。私は諸事情から別動隊となっていました。本来ならもう少し後ろで撮影する予定となっていたはずだったのですが、こういう写真もツアーらしくて良いかなって思っています。津軽鉄道の時と同様、岩木山は霞んでしまって残念でした。

_dsc10948
2010.2.28 弘南鉄道弘南線弘前東高前~運動公園前間 1006レ

 最後は運動公園の林バックのこのポイントで締めました。途中、館田と新里で停車があるのでもう一カット位は途中で撮影できたのですが、雪のない田んぼの中では似たようなカットになるのもあって安パイで先にこのポイントに来たのですが、ツアー本体の方はちょっと道を間違えたようで間に合わなかった様です。

_dsc10967
2010.2.28 弘南鉄道弘南線運動公園前 回815レ

 最後にツアー参加者全員で回送列車を撮影して、今回のツアーの全行程を終了しました。ツアーに参加された皆様、お疲れ様でした。本当に楽しい一日でした。

2010年4月27日 (火)

降雪!!

 ・・・まだ2月の話です。  朝、起きたら雪景色になっていたのを見て、急に雪の中を走るキハ30が撮りたくなって急遽久留里線に出かけました。自宅付近は雪があったものの、都心を過ぎ、千葉に差し掛かることには雪は無くなってしまっていました。・・・無くなったというよりは、どうも降雪しなかった様でした・・・。

 国鉄色がどの運用に入っているか判らなかったので、とりあえず上総亀山まで行ってみたら、今度の木更津行きの木更津方にキハ30が連結されていました。雪もなく、キハ30の運転までなかったらどうしようかと思っていましたが、あぁ良かった良かった。

_dsc9989

2010.2.18 久留里線俵田~小櫃間 934D

 天気が良くないので、天気が良ければ光線状態の悪いこのポイントから始めました。個人的にはお気に入りのポイントです。キハ30 98は、去年7月の単行運転以来の撮影となるのですが、大分汚れてきましたね。余談ですが、このポイントでD3の総カット数が1万カットを越えました。

_dsc10016

2010.2.18 久留里線馬来田~東横田間 934D

 小櫃の辺りから東横田の辺りまで国道410号線が新しく一直線に整備されたお陰で、楽々列車を追い抜くことが出来るようになりました。普段は横田の前後で撮影するのですが、いつも同じでは芸がないので、今回は馬来田~東横田間の田んぼで撮影してみました。一番東横田側の踏切からなのですが、2両目に看板が掛かってしまうのでもうひとつ馬来田側の踏切の方が良いのかもしれません。

_dsc10035

2010.2.18 久留里線小櫃~下郡間 933D

 横田で交換してきた列車は、キハ38 1001+キハ37 1003の編成でした。この辺りは国道410号線が田んぼを貫くように整備されてしまったので、昔とは大分風景が変わってしまいました。

_dsc10056

2010.2.18 久留里線小櫃~下郡間 936D

 先ほどの久留里折り返しの列車は、久留里行きは光線状態の良くないポイントにしました。左手の丘の上に国道410号線の旧道、そして秋葉神社があるため、ここだけ森が突き出した格好になっています。ちなみに、このポイントの少し木更津方に上総山本駅という駅があったそうで、今も更地だけが残っているようです。

_dsc10097

2010.2.18 久留里線上総亀山~上総松丘間 935D

 国鉄色のキハ30は木更津方に連結されているため、その戻りは国鉄色をメインとすると後追いなってしまうので、先ほど上総亀山まで行った際に1両くらいは入りそうかなぁ~と思っていたこのポイントへ。結論としては1両も入らなかったのですが、キハ30の単行ぽく見えるのでこれはこれで良いかも。

_dsc10131

2010.2.18 久留里線上総亀山~上総松丘間 942D

 折り返しはどこで撮ろうかとウロウロしていたら、丁度、紅梅が咲いていたので、これを入れて撮ってみました。意図せず2両目が写らなかったので、こちらも単行ぽく見えますね。
 この942Dは、横田駅で3両編成の941Dと交換、つまり国鉄色同士の交換ということなるので、横田駅まで追っかけました。

_dsc10154
2010.2.18 久留里線横田 941D(左) 942D(右)

 941Dは上総亀山方にキハ30が連結されているので、綺麗に正面が並ばないのでどうしようかと悩んだ末、結局はホームから撮ってみました。遅れがない限り久留里・上総亀山行きが後に入ってくるので、うまく並ぶ位置でシャッターを切りました。2両目以降は意図して切って、国鉄色キハ30がメインとなるように工夫しています。今度は正面が並んだ所を撮ってみたいです。

_dsc10170
2010.2.18 久留里線横田 942D

 折角ホームに入ったならこれを撮らない訳にはいきません。国鉄色とタブレット、いわゆる鉄道原風景と言ったところでしょうか。ちょっと平成の世の中とは思えない光景ですが、これが久留里線の日常です。

_dsc10188
2010.2.18 久留里線上総松丘~平山間 941D

 タブレットを撮った後は、交換した941Dを追っかけました。余裕を持ってここまで来たのですが、暗くなってきて露出が厳しくなってしまいました。・・・もっと手前でやっておくべきでした。941Dの編成はキハ30 100に933D~936Dで撮影したキハ38 1001+キハ37 1003を連結した編成で、奇しくも形式バラバラ便所なし同士が編成されていました。キハ30 100は丁度一週間振り、早速運用に入っているようです。

 雪には恵まれませんでしたが、国鉄色キハ30が堪能できた一日でした。

2010年4月20日 (火)

キハ30国鉄色出場コレクション

 キハ30国鉄色化の出場記録を、第一弾と第二弾も撮影しているので、そのまとめです。

 第一弾となったキハ30 98は、6月30日に試運転、7月1日に配給というスケジュールでした。

_dsc5616

2009.7.1 東北本線蓮田~東大宮間 配8114レ

 この日は原稿に追われていたので交流区間に行くことが出来ず、スタートはここからでした。牽引機はEF65 1115で国鉄色同士の編成となったのですが、28~70mmレンズの調子が悪く、左側が片ぼけとなってしまったのが非常に残念でした。

_dsc5633

2009.7.1 新金線金町~新小岩操車場間  配8114レ

 配給列車が武蔵野線経由で遠回りしている間に電車で先回りしました。この中川放水路橋梁へは総武本線の市川から歩いた方が早いのですが、現場に到着したときには列車が来る数分前で結構ギリギリでした。レジャーボートを入れたかったので、こちら側から一カット撮って、

_dsc5648

2009.7.1 新金線金町~新小岩操車場間  配8114レ

トラス橋を越えたところでもう一カット。フェンスを越えての撮影はマナー違反です。

_dsc5663

2009.7.1 総武本線新小岩操車場

 機関車付け替えが行われる新小岩操車場までは歩いて行ったので、到着した時にはEF65 1115は既に単機回送で出て行った後でした。この時は隣にレール輸送のチキ車が止まっていたので、残念ながら綺麗に形式写真が撮れませんでした。

_dsc5665

2009.7.1 総武本線新小岩操車場

 DE10が木更津からやって来るまでのスナップです。同じ“通勤型”同士の並び。

_dsc5670

2010.7.1 総武本線新小岩操車場

 平日なので、貨物の入れ替えで機関車も頻度良く動いていました。

_dsc5672

2009.7.1 総武本線新小岩操車場

 操車係のおじさんが来ると、DE10の連結作業がいよいよ行われます。

_dsc5676 _dsc5684 _dsc5692

2009.7.1 総武本線新小岩操車場

 連結作業はいつ見ても楽しいものです。

_dsc5696

2009.7.1 総武本線新小岩操車場

 折角の国鉄色同士の組み合わせなのですが、架線柱がベストポジションに掛かってしまっていたためフェンスが入ったかなり強引なアングルです。ちなみに、フェンスはこの時点では低くて撮影し易かったのですが、後に嵩上げされてしまい撮りにくくなってしまいました…。

_dsc5707

2009.7.1 総武本線新小岩操車場

 中望遠でもう一カット。入れ替え途中のEF65 1061と並んでくれました。

_dsc5715_2

2009.7.1 総武本線新小岩操車場

 下でばっかり撮っても変わり映えがないので、跨線橋から俯瞰してみました。まだ入れ替え最中でした。

_dsc5738

2009.7.1 総武本線新小岩操車場

 うまく機関車が綺麗に並んでくれたのでアップで撮ってみました。右側の光は街頭からの木漏れ日です・・・。俯瞰で撮るとこの街頭が結構邪魔になります・・・。

_dsc5752

2009.7.1 総武本線新小岩操車場 配8385レ

 そして〆として発車の流し撮り!綺麗に決まったのでビールで祝杯をあげて帰宅しました。普段はこんなことやらないのですが。

 続いて第二弾はキハ30 62で、クリスマスの12月25日に試運転、そして配給は暮れも押し迫った28日に行われました。

_dsc9207

2009.12.28 常磐線松戸~金町間 配8114レ

 この日も仕事の都合で時間がなく夕方光線を狙ったつもりだったのですが、見事日没。みるみる真っ暗になってしまったのですが、ISO6400、1/20sec、f2.8で撮ったら写りました。 ファインダーでは前照灯しか見えず、1118号機と判ったのはモニターで確認して初めて判った位です。デジカメって本当に凄いですよね。

_dsc9217

2009.12.28 総武本線新小岩操車場

 バスと電車を乗り継いで新小岩操車場へ。今回はレール輸送車のチキが居なくなった換わりに、フェンスが嵩上げされて撮りにくくなっていました。なんとか強引にレンズを突っ込んで、前回撮れなかった方向から形式写真。

_dsc9222

2009.12.28 総武本線新小岩操車場

 ここまでの移動に意外と時間が掛かってしまったので、反対側の形式写真を撮る前にEF65が来てしまいました。今回はこちら側で綺麗に並びました。

_dsc9225

2009.12.28 総武本線新小岩操車場

 そんなこんなしているうちに、DE10のお迎えが来てしまいました。

_dsc9227

2009.12.28 総武本線新小岩操車場

 今回も停止位置が良くなかったためDE10とキハ30の編成写真はあきらめて、さっさと跨線橋にあがりました。結局、DE10とキハ30の編成写真は第三弾の時だけ(雨で少しボケ気味だたのが非常に悔やまれます・・・)しか撮れませんでした。年末で貨物がないため、寂しい操車場でした。

_dsc9245

2009.12.28 総武本線新小岩操車場 配8385レ

 前回は縦位置で流し撮りをしたので今回の発車は横にしてみたのですが、画面に収まりきらなかったり、架線が結構うるさかったりと課題の残るものとなり、第三弾ではこれを踏まえてもう一度縦位置で撮影することにしたのでした。ちなみに、この写真が平成21(2009)年撮り納めの写真となりました。

2010年4月19日 (月)

キハ30 100出場配給

 キハ30 100出場試運転に続き、キハ30 100の出場配給列車です。
 久留里線で使用される幕張車両センター木更津派出所の車両が郡山工場から出場する際は、試運転を行って2~3日後に配給列車で木更津に回送されているようですが、この時は3日後の2月11日に配給列車が運転されることになりました。
 ・・・あれ?2月11日って、確か久留里線でキハ30国鉄色の2連が運転される日では・・・。見事にスケジュールが被ったのでした。
 悩んだ末、ED75とキハ30国鉄色の組み合わせを撮っていないことから、東北自動車道を北上することにしました。・・・なんか3日前も走ったような気もするが・・・。

_dsc9819
2010.2.11 東北本線鏡石~矢吹間 配8114レ

 配8114レは矢吹で停車があるのでなるべく矢吹寄り、矢吹で追い越してもう一カット撮影するためにこの場所を選びました。本来、光線からすれば踏切の向こう側から撮るのが定石なのでしょうが、枯れ草が茫々だったのでこちら側に回りました。曇っていて助かったのかもしれませんが、やっぱり晴れで撮りたかったです。
 ED75とキハ30の国鉄色同士の組み合わせ、なかなか良いものです。

_dsc9838

2010.2.11 東北本線白坂~豊原間 配8114レ

 やっぱり有名撮影地で撮影しておきたかったので、白坂~豊原間の黒川橋梁まで来ました。十数年前の大水害で護岸工事が行われたため、水面を入れて列車を撮影するのが難しくなってしまいました。どうしても水面を入れたくて縦アングルにしたのですが、ちょっと左に振り過ぎてカツカツになってしまいました・・・。

 さて、今日の本番はここからです!!

_dsc9846

2010.2.11 久留里線横田~東清川間 987D(後追い)

間に合った。ヽ(´ー`)ノ
ドラぷらではかなりギリギリの到着予定だったので、かなりの賭だったのですが間に合いました。我ながら馬鹿なことをしたものです。

_dsc9862

2010.2.11 久留里線横田~東清川間 938D

 そして本番のキハ30国鉄色2連です。美しい!!
雨で暗いのが残念ではありますが、念願叶ってなので、ここまでの道のりの苦労もひとしおです。

 先日キハ30国鉄色3連が発表されたなかで2連の運用も発表されているので、この時に無理をしなくても良かったかもしれません(この時も、薄々こうなるのではないかと思いましたが)が、やはり、チャンスはなるべくものにしておかないと、いつ何時どうなるか判りませんからね。

 このあと、沿線に来ていたZephyr氏を拾って、

_dsc9890

2010.2.11 新金線金町~新小岩操車場間 配8384レ

キハ30 100の配給列車に戻りました。雨が本降りになって露出が厳しい中でやってきたのはEF65 1118。なんか直流区間も赤い機関車のような気がしたので久留里線へ転戦したのですが、正解だったようです。

_dsc9902

2010.2.11 総武本線新小岩操車場

 中川放水路橋梁で撮影した後は、機関車付け替えのためかなり停車する新小岩操車場に来ました。到着して直ぐに機回しされてしまうようです。

_dsc9911

2010.2.11 総武本線新小岩操車場

 折角の1118号機なので、サイドからも撮ってみました。そういえば、“スーパーエクスプレスレインボー”が廃車になってから、もう何年経つんでしょうね・・・。未だ機関車だけ現役・・・。

_dsc9914

2010.2.11 総武本線新小岩操車場

 そうこうしているうちにEF65 1118は単機回送で行ってしまいました。後ろに何も居ないうちに形式写真。

_dsc9921_dsc9922 _dsc9923_2

2010.2.11 総武本線新小岩操車場

 びしょびしょになりながらしばらく待つと木更津からDE10がやってきました。到着後、直ぐに連結作業が行われます。

_dsc9926

2010.2.11 総武本線新小岩操車場 配8385レ

 DE10の頭の辺りが甘くなっているのは、レンズについた水のせいです。・・・後になって気がつきました…。折角の国鉄色同士なのに…。

_dsc9930

2010.2.11 総武本線新小岩操車場 配8385レ

 後ろに貨物列車が来てしまったので、陸橋から俯瞰してみました。手前に架線柱やケーブルがどうしても入ってしまいます・・・。

_dsc9962

2010.2.11 総武本線新小岩操車場 配8385レ

 そして最後の〆は、発車の流し撮りです。車体に架線が落ちてしまうのは電化区間の宿命ですね。

 この後は雨で芯まで冷えた身体を、いわゆる高級料亭我須塗のセットスープで暖めてから帰宅しました。普段、小食のZephyr氏 が大盛りを注文しているのに驚きましたが、この寒い中での撮影はそれだけ体力を消耗するということなんでしょうね。同行いただきましたZephyr氏、お疲れ様でした。

2010年4月18日 (日)

キハ30国鉄色3両目登場!

 この度、千葉支社HPで国鉄色に塗り替えられた久留里線のキハ30の3両運転が発表されましたが、大分前になってしまいますが、その3両目となったキハ30 100の工場出場試運転に行ってきました。

_dsc0782
2010.2.8 磐越東線三春~要田間 試8780D

 骨折り損の草臥れ儲けだった6日の大雪は磐越東線沿線にも雪を降らせてくれたお陰で、残雪のなかでの試運転となりました。今回の併結相手は烏山線のキハ40 1004で、奇しくも関東地方所属車同士となりました。

_dsc0785

2010.2.8 磐越東線三春~要田間 試8780D(後追い)

 そして同じポイント、順光側の後追い。現場に到着した時にはバラストは見えていなかったのですが、みるみる溶け出して斑に…。折角お天気に恵まれただけに残念。

_dsc9709
2010.2.8 磐越東線三春~要田間 試8781D

 折り返しは前回と同じポイントにしました。完全にコレクション写真です。こちらは日当たりが良かったようで、殆ど雪は無くなっていました。列車が来る直前に残念ながら少し曇ってしまいました。

・・・そういえば、ブログに第一弾や第二弾の事を記事にしていたかったですね・・・。以下、キハ30出場試運転の記録です。

_dsc5436
2009.6.30 磐越東線三春~要田間 試8780D

 久留里線のキハ30国鉄色化の第一弾はキハ30 98でした。この時だけ単行で試運転が行われました。

_dsc8926
2009.12.25 磐越東線三春~要田間 試8780D

 第二弾はキハ30 62で、只見線で使用されているキハ40 2140と併結となりました。こういった違う地域の車両が併結されて運転されるのも、この試運転のおもしろさだったりします。

_dsc8932

2009.12.25 磐越東線三春~要田間 試8780D(後追い)

 そしてキハ30が順光になる後追い。左のコンクリートポールにこの時は気がつかず、あとで気がついたので今回は外れる構図としました。しかし、この時期は日が低くて木の陰が線路に落ちまくりです・・・。

_dsc8964
2009.12.25 磐越東線三春~要田間 試8781D

 この日はすっきりした冬晴れ晴天で、最高の光線でした。こんな日に出会うことはなかなかありません。

以上、キハ30試運転コレクションでした。

 この試運転撮影のあとは、磐越東線をあまり真面目に撮影したことがなかったので、少しロケハンしてみることにしました。十数年前にDD51+「サロンエクスプレス東京」(「ゆとり」だったけかなぁ?)に来て以来の記憶を頼りに、夏井川渓谷沿いを走る磐越東線を撮影出来る所を探したのですが・・・

_dsc9731
2010.2.8 磐越東線川前~江田間 732D

・・・道路が線路と併走、もしくは北側対岸を走っているなど、道路からは渓谷らしい川の様子を入れて撮影できるところが殆どないようですね。この写真も道路から川の方に降りています。本当はもう少し左に寄りたいところなんですが、淵の縁に居るためこれ以上は・・・。

_dsc9737

2010.2.8 磐越東線江田~小川郷間

だいぶ山を下りてきて見つけたのがここ、夏井川第一発電所の吊り橋からのポイントです。ここまで来てしまうと渓谷らしさが薄れてしまうので、もう少し渓谷らしさのあるポイントを探したいところです。地図を見ると入らなかった細い道がまだあるようなので、撮影地探しは今後の課題ですね・・・。

_dsc9739

2010.2.8 磐越東線江田~小川郷間

ちなみに、立っている吊り橋はこんな感じでした。発電所の建物と合わせてレトロ感溢れる風景でした。列車が来るのを待とうかと思いましたが、もう一カ所、福島臨海鉄道に寄ろうと思っていたので、磐越東線の撮影地探しはそこそこに引き上げました。

_dsc9753

2010.2.8 福島臨海鉄道宮下~泉間 57レ

 下道で移動したので、ポイントに到着したのはギリギリ列車発車の数分前でした。数年前も同じルートを通ったはずなのですが、殆ど記憶に残ってなく間に合わないかと思ったのですが、どうにか間に合ってくれてほっとしました。

_dsc9766

2010.2.8 福島臨海鉄道宮下~泉間 57レ(後追い)

このポイントの通りは交通量が多くなかなか反対側に渡れないのですが、この時は運良く渡れたので後追いができました。そういえば、こちら側の水田の小川で黒めだかが泳いでいるのを見つけてとても感動した覚えがあるのですが、この時はそれを確認しそびれてしまいました。まだ黒めだかは居るのでしょうか?絶滅危惧種に指定されたそうなので、大切にしてもらえていれば良いのですが・・・。

_dsc9777

2010.2.8 いわき市石炭・化石館

 黒めだかを確認しなかったのは、通りがけにこの展示機関車を見つけたからでした。

_dsc9779

2010.2.8 いわき市石炭・化石館

常磐線で石炭輸送に従事した機関車だったようです。ただ、屋外展示なので決して状態が良い保存車とは云えないものでした。

 一通り撮影を終えれば、やはり温泉!「いわきゆったり館」という看板が国道沿いになんどか見かけていたので、折角なので行ってみました。

 入浴料金1400円

嘘だッ!!!


あのさ、いわき市さん。少し、頭冷やそうか?

私もいろいろ、各地のクアハウスに行きました。どうしてそれで利益がでるのかな、かな?っていう所や、1000円越え、そういえば町内100円、町外1000円っていうふざけた所もありました。だけど、さして有名温泉地の中にあるでもない(有名ないわき湯本温泉は真反対の位置です)のにこの価格設定?私のなかで最高値の価格設定なのですが。さらに信じられないのが、この価格設定で地元の方々の利用者が非常に多く、駐車場がほぼ埋まっていることなんです。てっきり地元の方々が良く利用できるような価格設定なのだとばかり思っていたのですがねぇ・・・。

 こんなところ入る気なんか更々無く、駅前の駐車場に車を置いて湯本駅前みゆきの湯に行きました。入湯料は220円でもちろん温泉!です。出来たばかりで綺麗で、私は大変満足でした。観光案内所では他に数カ所銭湯があるそうなので、今度は別の場所に行ってみようと思います。

 駅前で温泉まんじゅうを買って、それをほおばりながら1400円の価格設定に首をひねりながら帰りました。

2010年4月16日 (金)

骨折り損の草臥れ儲け

 最後のキハ52運用線区であったJR西日本管内大糸線からキハ52が引退してからはや一ヶ月が過ぎました。私も最後に走行する姿を撮影しようと2月に行ってきました。
 折角出撃するなら深夜~早朝帯に走るラッセルも撮影したかったので、冬型が強まる時を見計らっていました。そして出撃したのが2月6日でした。

 この日は天気予報通りの大雪で、高速道路を降りた時点から道路は圧雪。木崎湖を過ぎた辺りでは新型除雪車のENR1000とすれ違うなど、ラッセル出動の期待が心の中で非常に高まっていました。
 しかし、非電化区間に入り、ラッセルの時間の詳細が不明なため頚城大野駅の糸魚川方踏切でラッセルが通過していないかどうかを確認しようと・・・、・・・なぜこの時間帯に居るんだラッセルモーターカー・・・。こうなるとほぼラッセルがないことになるのですが、一応、確認のため糸魚川駅に行ってみることに。
 案の定、DD16は煉瓦庫の中に火が入っていない状態で留置されており、大糸線ラッセルは敢えなく撃沈。その代わりではないですが、北陸本線側のホームに富山方の前照灯を点けたDE15 2が停車。とりあえず発車時間と行き先を聞きに行ったら、なんとあと5分で発車との事・・・。慌てて富山方に車を走らせるも糸魚川市内であっさりと先を行かれてしまい、高速道路で追っかけるも、降りた先で道を間違え、ポイントに着いた時には既に前照灯が見えおり、準備不足でボケボケの写真を創りあげて大撃沈。運転回数が少ないであろう北陸本線のラッセルの逃したのは本当に痛かったです。
 そして、成果無く糸魚川に戻った所で、

大糸線、午前中運休・・・orz

雪を蹴散らしながら走るキハ52を撮りたいとここまで来たのですが、どうも降り過ぎたようで・・・。

_dsc9582 _dsc9587
2010.2.6 北陸本線糸魚川

 車の中で意気消沈しているとDD15が目の前を通過。をを!これは今から大糸線の除雪に向かうのか!!

_dsc9602
2010.2.6 北陸本線糸魚川

・・・と思いきや、煉瓦庫のなかへ入ってしまいました・・・。orz 

_dsc9605
2010.2.6 北陸本線糸魚川

旧気動車一般色のキハ52 125も火が入っていませんでした。後ろには置き換え用のキハ120が・・・。

_dsc9609
2010.2.6 北陸本線糸魚川

煉瓦庫に入ったDD15も機関を止めてしまいました。しかし、この煉瓦庫を解体してしまうとは勿体ない・・・。

_dsc9637
2010.2.6 北陸本線青海 遅れのため列車番号不明

 大糸線の運転がないので、ここまで来たのだから塗色変更が行われる475系も撮っておこうと糸魚川~青海間の橋梁で構えたのですが、もの凄い風が吹いてきて列車が来る様子がなく、余りの寒さで青海駅へ避難。そして跨線橋で風を避けながら待ちに待って撮れたのがこのカット。この列車もここで運転見合わせとなってしまったので、糸魚川駅に戻ったところ、

大糸線、終日運休・・・orz

_dsc9643
2010.2.6 北陸本線糸魚川

 煉瓦庫のシャッターも閉じられ動きがなさそうなので、除雪作業のため運休となっている信越本線へ転戦。ラッセルが運転されていることを願いつつ移動したものの、またもや早朝と同じく目の前で行かれてしまい大撃沈・・・。もうどうしようもないので温泉でも入って帰るかぁ・・・ってときに大先生から、

「DD16ラッセルに出くわしました。今南小谷返し待ちしてます。」









え?

ここまで骨折り損の草臥れ儲けって日も珍しかったですが、

大先生の格の違いを見せつけられた

一日でした。もう一回、大糸線に来るチャンスがあるであろうと思ってこの日は帰宅したのですが、結局都合が付かず、定期のキハ52と煉瓦庫が使用されているのを見たのは最後となってしまいました・・・。

« 2010年3月 | トップページ | 2012年1月 »