ランサー車検
ランサーとR1の車検が毎年交互に10月と11月で、今年はランサーの番だったのですが、いろいろあってすっかり忘れてしまって、今日、慌てて車検を通してきました。折角なので、ユーザー車検の流れを紹介したいと思います。
まず、車検は有効期限の一ヶ月前から受けることができます。車検証の有効期限をしっかり確認しましょう。(ひとのこと言えませんが。。。。)
次に、車検を受けるのには予約が必要です。今はインターネットで予約できますので、
http://www.kensayoyaku.mlit.go.jp/CarAnswer/app
のURL、継続検査の予約から近くの車検場を選び、行く日の予約状況を確認します。空いていれば予約をします。ちなみに、車検に行く日は一日空いている日で、予約は午前中に入れるのが無難です。理由は後述します。
指示通りに予約を済ませると、受付完了のメールが届きます。これに予約受付番号が記載されていますので、プリントアウトします。また、これには必要書類が記載されていますので、これに沿って必要書類を集めます。
必要書類:
●検査申請書(OCRシート第3号様式又は専用第3号様式)
●自動車検査票(右欄に手数料の自動車検査登録印紙及び自動車審査証紙を貼付)
・検査にかかる手数料
小型・・・・・・・・合計1700円(印紙400円、証紙1300円)
普通、大型特殊・・・合計1800円(印紙400円、証紙1400円)
●自動車検査証
●点検整備記録簿
●自動車重量税納付書(重量税印紙を貼付して納付)
●自動車税納税証明書
●自動車損害賠償責任保険(共済)証明書
●その他
と書いてあると思います。上から順に説明しますが、
●検査申請書(OCRシート第3号様式又は専用第3号様式)
●自動車検査票(右欄に手数料の自動車検査登録印紙及び自動車審査証紙を貼付)
→車検場で売っています。車検場で買えばOKです。
●自動車検査証
→いま手元にある車検証です。もちろん、車検を受ける車のものです。
●点検整備記録簿
→普通は車検証と一緒にファイルされている冊子です。ちゃんと点検整備されているか確認するために提出が求められますが、車検の事前、事後どちらでも良いことになっています。もし、事前に点検整備する時間がなければ、「あとでやります」と申告すれば問題ありません。ただし、極端に整備不良であれば車検は通りませんし、通った後に葉書が来て、任意ではありますが点検整備の報告が求められます。報告といっても、返信用葉書の点検項目にチェックを付けて返送するだけです。もし、点検整備記録簿が見あたらなければ「あとでやります」申告して、返信用葉書で報告すれば問題ありません。
●自動車重量税納付書(重量税印紙を貼付して納付)
→これも車検場で売っています。用紙自体は、検査申請書と自動車検査票、この自動車重量税納付書の3点セットになっています。重量税印紙も、ちゃんと車検場で売っています。
●自動車税納税証明書
→5月上旬に納付用紙が来て、その月中に納付しろっていうあの極悪な納税用紙の領収書部分が納税証明書になっているはずです。もしなくても納税証明書を発行してくれるところがあるので、見つからなければなくても大丈夫です。(今回は見つからなかった・・・。)
●自動車損害賠償責任保険(共済)証明書
→自賠責保険とか強制保険とか言われているやつの証書です。大体が車検の有効期間と同期しているはずなので、最寄りの損害保険会社へ車検証をもって行けばその場で発行してくれます。ちなみに、以前は普通乗用車は30830円だったのですが、平成20(2008)年4月1日に改訂されて22470円に値下げされました。
●その他
→なんでしょう・・・・(笑)。私はこの「その他」に該当したことがないので、よくわかりません・・・。
これで、事前の必要書類の準備はOKです。書類はバインダーでまとめておきます。あとは、普段下回りを洗わない方は、下回りを洗っておきましょう。これは、下回り検査の際に支障が出るためです。普段から洗っていれば問題ありません。
さて、当日、車検場に着いてからですが、まず、納税証明書を発行してくれる建物を探します。そこで申請用紙に記入例を見ながら必要事項を記入して提出すれば、納税証明書を入手できます。バインダーでまとめておきます。
次に用紙です。用紙を売っている建物を探して、そこで「継続検査用の用紙をください」といえば、検査申請書、自動車検査票、自動車重量税納付書の3点セットを出してくれます。ちなみに、この用紙のお値段は合わせて25円・・・・。
用紙を手に入れたら、次はユーザー車検窓口のある建物を探します。その窓口のあるフロアーに先ほど入手した3点セットの用紙の記入例を掲示した台があるので、そこで用紙に必要事項を記入します。マークシートの用紙は鉛筆、それ以外はボールペンで記入します。鉛筆、消しゴム、ボールペンは台に常備されています。判らない場合は、ユーザー窓口もしくは相談窓口で聞いてください。それ以外の窓口は、本職の方々の邪魔になる可能性があるので、おすすめしません。これが面倒なら近隣にある代書屋に頼む手もありますが、そんなには難しくないので判らないところは要点をまとめて聞いて、上手に書類を完成させましょう。これも、バインダーでまとめておきます。
書類を完成させたら、今度は印紙を扱っている建物を探します。私が行った東京陸運支局、通称:品川車検場では、用紙を扱っている建物で印紙を扱っています。前は別の建物だったような気がしたのですが・・・・。バインダーごと渡すと、必要箇所に必要な印紙を貼ってくれます。ちなみに私の場合の印紙の内訳は、検査登録印紙代400円、審査証紙代14000円、重量税印紙代37800円で、合計39600円でした。重量税が車によって変わります。37800円は乗用車の~1.5tまでの税額となります。
印紙を貼ってもらったら、ユーザー車検窓口へバインダーごと書類を渡します。ここで書類のチェックをしてもらいます。記載ミスがあったら直すように言われますので、その通りになおします。書類に問題がなければ予約受付番号の確認となるので、受信したメールのプリントアウトしたものが挟まっていればスムースに行きます。また、点検整備記録簿がない場合はそのことを訪ねられるので、「あとでやります」と申告すれば大丈夫です。
全てOKならば、検査ラインに向かいます。ライン番号に指示があった場合はそこへ、そうでなかった場合はユーザー車検の表記があるライン、それもない場合は品川の場合では見学コースが併設されている8番か、その隣の7番へ行けば大丈夫です。判らなければ、やっぱり聞いてしまうのが手っ取り早いです。
列に並んで、検査ラインの前まで来ると、検査係の方が来ます。灯火類、警笛、ワイパー、ウォッシャー、ホイール取り付けボルトのゆるみ、車体番号の刻印の確認の検査をするので、書類一式渡します。あとはエンジンをかけて検査係の言う通りに操作します。それが一通り終わると、メーター類とガラスのスモークの確認のため、一旦、降りることになります。全て確認してもらえたら、次は検査ラインです。
品川の場合では、最初にサイドスリップの検査です。白い線に沿って車をゆっくりまっすぐ進めるだけです。
次はスピードメーターとブレーキ関係、ライトの光軸の検査です。上の表示に従って操作すれば良いのですが、今回ボケボケだったのがスピードメーターの検査で、40km/hでパッシングするのですが、40km/hに至るのは自動なのかと思ってしまって・・・・・・。検査係に優しく怒られた。
_| ̄|○
正解は、ちゃんとギアをいれてアクセルを踏んで、40km/hに達したらパッシングをするでした。ちなみに、ギアを入れてアクセルを踏むのはこの検査だけです。これ以外の検査ではギアはニュートラル、ブレーキも指示を除いてフットブレーキを踏んでおく、サイドブレーキを引いておくなど、転動防止に努めましょう。というのも、検査ライン内での暴走事故が多いんだそうです。特にAT車。
ブレーキ、ライト光軸は、特に記述することはないと思います。
次は排気ガス測定。マフラーに検査用の棒を突っ込むだけなのですが、その前の選択ボタンで迷いました。車両型式によって押すボタンが異なるのですが、よほど環境対策が施された車以外は「C」を押せば問題ないと思います。正確には、型式の○○-○○○○の「○○-」の部分で判断することになるので、車検証をよく見て判断してください。
次は下回り検査です。真ん中が開いているピットに車を移動させるのですが、この穴に落ちる事故も起きているようなので、気をつけて車を進めましょう。・・・普通は落ちないと思いますが。下回り検査も、指示に従えば問題ないと思います。
最後は総合判定です。普通は特に何もなく終わるのですが、マフラーを変えているので音量を測られました。「96dBでギリギリだから、1番で回転速度を見ながら細かく測って。」ということで、初めてマフラーで再検査になりました。で、1番ラインで細かく測ったところ、問題なし。えがったえがった。後で調べたら平成10年度以降車の基準は96dBなのだそうで、消音性能は劣化して行くから次はだめかも・・・。
ということで、マフラーで若干ひっかかりがあったものの、問題なく検査終了。なお、この検査で問題があった場合は、修正して再検査が当日であれば受けられます。前回は光軸とサイドスリップがダメで、向かいの検査屋で修正して再検査して車検を通しました。こういう場合もあるので、午前中から行くのがおすすめな訳です。
検査が終わったら、検査終了の窓口へ書類を提出すると、新しい車検証と検査証シールが貰えます。それを受け取れば全て完了です。午前中で終わりました。そんなには難しくないので、一度やってみるのも楽しいと思いますよ。ただし、ディーラーに出した時のように、完璧に整備して車検して貰えるわけではないので、その辺は自己の責任をもって整備をすることになるのですけど。
ただ、今回はもう一つ用件があって、それは使用者名の漢字が間違っていることにちょっと前に気がついていたのでそれを修正して貰うつもりだったのですが、登録が練馬なので練馬でないと修正できないとのこと。結局、一旦家に帰って、練馬の車検場に行くハメになりました。ちゃんと事前に調べておけばよかった・・・。
結局、一日使ってしまいました。練馬で調べた結果、練馬で登録した時点から間違っていたらしく、この車を購入した座間三菱がお客の名前を間違えて登録したということです。この座間三菱、納車日は遅れるは、言った言わないで担当者とトラブルにはなって人の話は聞かないは、挙げ句の果てには客の名前を間違えるはで、一体、社員にどういう教育をしているのでしょうね。まぁ、既にこことのやりとりはないですし、車検も2度目となるほど昔の話ではありますが、今更になってあの時の腹立たしい一件を思い出して不愉快ですね。
ちゃんと訂正して、もう思い出すこともないでしょうけど。
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